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痛みのお話

2019.04.14

今回は哲学者 ソクラテス


かつて西洋では、見性(悟り)を得た人が、既存の権威への脅威や冒涜とみなされ、排除の対象となっていたことがあるそう


ソクラテスも見性を得た人といわれていました(確か明星を見た瞬間に)


そのソクラテスが死刑を宣告され、投獄されたときのこと


その方法は自ら毒を飲むというもの


彼は服毒から死にいたるまでの経過を見守る弟子に伝えたとされています


「自分の腕や足に生じる痛みやしびれのためすでに私の一部ではない しかし私という存在はここにいる」


「目が見えなくなってきた、私から光は消え何も見えないが、私という存在はここにいる」


「耳が聞こえなくなってきた、私から音が消えた、しかし私という存在はここにいる」


「舌に痛みとしびれが生じてきた、これ以上話せない、最後の言葉になるだろう、毒により私の体は破壊された、しかし私という存在はここにいる」


そして彼の体は完全に機能を停止しました


痛みの感覚を完全に客観視でき、自分と切り離せる境地があるのでしょうね


こうした逸話のある人物結構います


あらゆる治療にも反応しないような慢性疼痛に対する身体・心理アプローチでも痛みの客観視が重視されています


痛みの正体を知り、痛みの仕組みを学び、痛みの感覚を見つめる


こうした取り組みを通じ


私は痛い


ではなく


私は痛みを感じる


に置き換えていきます


出来ることなら痛みは誰でも避けたいですよね


でもすべての痛みを排除するのは不可能


痛みがない生活はむしろ生活が困難になります(骨が折れているのに平気で動いては重症化します)


なるべく痛みの出現を減らすための工夫は大切


ですが関係を絶つのは無理


生活のなかで痛みの感覚だけ排除することなどできません


仲間内であいつ無視しようぜ」といういじわるが、無視するというあいつとの付き合いを通して関係が続くように


痛みだって無視しても、痛みとの関係は続きます


いい関係を築くことに取り組むことですね


ちなみに


逸話のイメージでは屈強そうなソクラテス


実際はかなり華奢な骨格だったそうです


さらにかなりの恐妻家で有名


そんな部分はむしろホッとしますね


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