温心堂接骨院 インフォメーション&コラム

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痛みのお話

2019.02.20

ちょっと変わった痛みの治療法を紹介します


視覚イメージ法と呼ばれているもの


三枚の脳のスキャン画像を用意します


一枚は痛みの強い過活動な脳の発火している画像、 二枚目はある程度痛みの活動状態にある脳の画像、 三枚目は痛みのない沈静化した脳の活動状態の画像


三枚の画像をよく見てから脇の置き


自分の頭のなかの状態を三枚目の沈静した画像になるようにイメージするもの


この治療法の開発者は、精神科医から痛みの専門に転進した方


自身も10年以上にわたる慢性痛に悩んでいました


脳の可塑性を利用したこのイメージ法により慢性痛から開放することがこの方法の狙い


この方法


痛みのマインドフルネス対処法とよく似ていて、狙いは痛みの認知部分の中枢です


慢性痛は末梢の局所だけでつくられるものではなく、中枢(脳、脊髄)含めた心身両面で出来上がるものとわかっています


その意味ではとても理に適ったアプローチ


脳科学ではこうしたアプローチは島皮質の調整効果があるのではないかといわれています


慢性痛の自発痛の発現に関与する扁桃体(緊急事態反応をする部位)を沈静化させる部位がこの島皮質


実際イメージ療法後には脳が沈静化した状態の画像になることが認められています

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