以前コラムにて紹介の70代女性

両側の先天性股関節脱臼による臼蓋形成不全（左が高度）があり人工関節置換済み

・極端に体を傾け

・極端に内股で

・右膝を曲げたまま

での歩容

物心ついてからのずーーーっとの悩み

体育に参加できたことはありません

もちろんさまざまな病院にも歩きのリハビリにもかよった

でも歩容は相変わらず・・・

お知り合いの紹介にて当院を受診したのは約二年前

その時は右膝の痛みが主訴（人工関節手術予定）

痛みの引き算の施術+自宅での痛みの引き算

を行い

無事回復し

手術は延期し様子を見ることに

症状はスムーズに回復しましたが（痛みの認知を含めて）

歩きの理解のほうに時間がかかりました（繰り返し繰り返し三ヶ月ほど説明）

・今の歩き方は必要があること

・変えようとしても身体は拒否すること

を認識アプローチ

ひとつひとつ骨格の特徴から生まれる動きについて理解していただきました

そりゃー時間かかかりますよね~

だって求めて60年！

でも

新たな認識を得てからは無理にかばう様子もなくなり

本人も自分の歩き方の様子を受け入れていきました

おそらく

最初のほうに当院を受診されても

納得には至らなかったんではと思います

だって

今とは別の様子を求めに求めていたんでしょうから・・・

「必要な動きだったんですね」

との感想をいただきました

・・・で

今回は腰痛

前回同様

痛みの認識アプローチ+引き算施術を行い

順調に回復されました

何回か施術を行ないましたが

一度も歩きや姿勢に関する質問はありませんでした