病院からの依頼にて来院の60代女性

この方

体質上お薬の使用が不可のため投薬も注射もできない

そこで

リハビリにて対応をお願いしたいとのこと

部位は右肩

初検時からかなりの痛み

ワインドアップ（痛覚上昇）もみられ

触れるのがやっと（触れた手を少しでも動かすと激痛）

症状に対する不安も強くあったため

認識アプローチに時間をかけ

・自宅での痛みの引き算動作

・痛みの感度を低下させるための触れ方

の指導を中心に施術を行ないました

翌日来院時

想像以上に痛みの低下がみられ

軽い日常動作が出来るようになっており

「夕べは眠れました」

とのこと

体勢を変えての施術も可能となっていたため（昨日は横になることも出来なかった）

いくつかのパターンの動き+触れ方を行なえました（痛みの感度低下を目的としたもの）

その後

何回かの施術を経ると

ほぼ正常に

少々不安があるとのことで今も通院されていますが

以前から気になっていた他の部位の施術がメインとなっています

今回のような痛覚上昇はちょくちょく見かけられますが

これ

痛み信号の誤作動状態

本来なら痛いとは送信しない情報まで痛いと伝えてしまうもの

アンテナ良好過ぎるスマホがいろんなWiFｉを拾っちゃうような感じに似てるのかな

この痛みの感度上昇の正常化には

痛みを感じない触覚刺激が有効

しかも

自分より他人から与えられる触覚刺激に反応をアップさせる機能が備わっている（なぜかの詳細は割愛）

また

痛みに対する不安も

感度上昇の立役者のひとつ

だから

認識アプローチもはずせない